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- 【特集】永楽荘
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2010年5月中旬、この日管理人は先日オープンした【塩浸温泉龍馬公園】に向かった。 六「さすがに1日オープンじゃったでお客さんも多くなかやろ・・・。」 そう、管理人はNHK大河ドラマ龍馬伝の主人公坂本龍馬が訪れた塩浸温泉がリニューアルオープンしたとの記事を新聞で見つけゴールデンウィークが明けたら様子を見に行こうと決めていたのだ。 しかし、淡い期待とは裏腹に公園の駐車場は満車・・・。 六「やっぱい、龍馬の人気はすげえどなあ〜まっ仕方ね・・・ってか何よ、こや!?」 観光客の車とは別に工事車両が何台も止まっている。公園の中も外溝工事真っ只中だったのだ。 六「まさかこん状態でG.W.にオープンしたとか?おいおい嘘やっどが・・・。」 工事線が張られ、龍馬が入ったとされる露天風呂は、はげ山の水溜り・・・誠にお粗末な状態だった。県外からのお客さんもさぞがっかりしただろう。元請はどこだ?何やってんだ霧島市!などと心の中で叫んでいた。 六「まあ〜しょうがねっ・・・温泉でも入って気分を変ゆっか。」 と温泉料金を支払いに受付に行くと係りの人からまさかの言葉。 係「すみません、温泉が今日は出ないのでご入浴はできません。自然のものですから・・・」 六「はあ?じゃっとけ・・・(わ、わいたちゃ、うな、工期は遅れ、温泉は出らじ・・・いい加減せぇ!)」 二度と来るかボケ〜〜〜ッ!!(また行っどんな・・・)と怒り心頭でそそくさと塩浸を後にした・・・。 |
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国道223号を隼人方面へ向かいしばらくすると道路沿いに温泉マークのある看板を見つけた。 六「この辺の温泉はピンク湯(ラブなホテルの温泉を管理人はこう呼ぶ)以外は制覇したどなあ・・・・。」 看板には『地鶏の里永楽荘』と書かれてある。国分方面に以前同じ名前の家族湯があったが位置的にもそこではなさそうである。看板に従い車を進める事にした。しばらくすると住宅地が見えてきた。 六「こげな所にあっとか?・・・あっ!看板じゃっ!!」 住宅地から山の方に看板は続いている。最初の看板を見つけてから住宅地、そして緑に囲まれた静かな道を車を走らせる事約5分目的地である『地鶏の里永楽荘』に到着した。 六「ここけ〜知たんやったなあ〜温泉出ちょっとけ?まっよか、ちょうど昼時じゃっで飯どん食うか。」 「温泉」と「飯」このどちらかを選択する際、管理人は必ず温泉なのだがこの日は珍しく「飯」にした。車じゃ浴後のビールも飲めんし、過去県内の地鶏名門店で鶏を食いまくってきた事もあり味に非常に興味があった。しかし正直言うとあまり味には期待はしていなかったのが事実である。 雰囲気だけ楽しめれば・・・ってなノリだったがこれが大誤算となり大事を仕損じる羽目となる。
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落ち着いた雰囲気の和風の内観。窓には美しい日本庭園が広がりゆっくりした時間が流れていく。のんびり外を眺めると明るい陽射しと鮮やかな緑が目に心地よい。 六「さて、地鶏定食でも食うか・・・何々地鶏のカルパッチョに刺身、そして焼きか・・・よっしゃ!!」 座るなり間髪居れずに即注文。後先考えずに行動!オーダーをとる店の方には大変迷惑な客である。飲み物はと聞かれアルコールではなくウーロン茶と頼む寂しさが1人日帰り温泉攻めの空しさだった。しばらくすると地鶏のカルパッチョがテーブルに置かれた。 六「(どれ、こ洒落た地鶏やっど・・・ないがカルパッチョよ、ヒンチケマンチケか。)」 事にカタカナの敵性用語の食べ物には文句をつけたがる管理人はどちらかと言えばライトウイングである。でも確実に敵前逃亡をはかる腰抜け野郎であることは間違いない・・・。さて管理人の事はさておきこのカルパッチョであるが実に美味い、さわやかな酸味のドレッシングに地鶏が絶妙にからみあいなんとも言えない優しい味である。そして地鶏刺しに地鶏焼き、別注の肝刺し。この地鶏焼きが韓国風の味付けになってチョイ辛で食欲をそそる。傍らに置かれたウーロン茶が実に残念であった。 六「美めど(ちょっと食ったどん、写真撮っせぇ、六三四城で特集にすっど)・・・・・・はっ( ゜д゜)!」 カメラがない事に気づいた。そして携帯も車の中に置いてきている。網の上には地鶏が・・・。 六「(オイオイやっちまったなあ〜※クールポコ風・・・オイオイ鶏もいい感じで焼けてるなあ)」 こんな時男は黙って食う!!写真はもうういい!!俺は温泉の写真さえあればいい!!! 皆さん永楽荘に行かれて食べて下さい。しかし、全てが美味かった!(^ ^)! |
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食事が済み腹いっぱいになって温泉へ。 ※満腹時の入浴は良くない。温泉の入浴法とか当サイト内で紹介しているにも関わらず、管理人はベロベロの泥酔状態でも温泉に入る事がある。貸切の露天風呂などでは必ず日本酒を飲みながら入る悪癖があるのも事実だ。但しこれは本当にカラダには良くない。管理人は温泉の湯船に浸かりながら死にたいという誠もって身勝手な望みがある。こんな事してたら本当に夢の実現に繋がるしせっかくの温泉の効能も台無しであるため今後は謹んでいきたい。(わらい)
永楽荘内の日本庭園裏山に離れの貸切露天風呂があった。石畳をすすんだ奥に風呂は作られてある。無色透明のお湯が檜風呂に注がれ優しい肌触りの浴感ですこぶる心地よい。木曾檜の香りと周囲の木々、緑のにおいが心を落ち着かせてくれる。 六「こげん良か温泉があったち・・・オイもまだまだやっどなあ〜。」 などと感慨深くつぶやく。管理人貴様一体何様のつもりだと突っ込みたくなるが温泉に浸かって気持ち良くなっているので許していただきたい。こんないいお湯を独り占め出来るのは本当に贅沢である。お湯良し、料理良しの宿に心から感謝したい。 塩浸での怒りもすっかり収まった管理人(実際忘れていた)やはり、食事は入浴後にしようと心に決めた1日だった。
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